2017 D1GP 開幕戦&ラウンド2 ご報告

 

なかなかハードなお台場ラウンドとなりました!

特に毎年日曜日はエキビシジョンであるのに、何故か今年は日曜日がラウンド2の2連戦!

ということは、金曜日の予選と土曜日の決勝でクラッシュしたらラウンド2はリタイヤとなってしまう状況でありました

そんな中、我がチームは・・・

少々長くなりますが、おつきあい下さい!

 

今大会は第1戦・第2戦を1つの週末で行うという過密スケジュールのもと、東京 お台場NOP地区・D1特設会場として設置・開催された大会になります。

また今大会は、練習・予選・決勝を含めると金・土・日曜の3日間開催されました。最終日である日曜日も、第2戦にあたる大会の決勝日として日程が組まれ、週末を通して多くの来場者を集めました。

 

今シーズンは16年間お世話になった横浜ゴム様を離れ、新しいタイヤメーカー「ゼスティノタイヤ」様のタイヤを履いてのチャレンジとなります。新しく我がチームを迎え入れていただいたゼスティノタイヤ様のご期待にお応え出来るよう、心機一転、初心を思い出し、今まで以上のパフォーマンスが出来るよう努めて参ります。またチーム名も[ZESTINO TIRE TEAM VERTEX]として今シーズン戦って参りますので、改めまして宜しくお願い致します。

マシンカラーリングチェンジも行いました。チームカラーの赤を基調として、和と動をイメージしたカラーリングとなっております。

 

 

 

3月31日(金)第1戦 練習・予選

 

当日は生憎の曇り空スタートになりましたが、早朝より予選へ向けた練習走行を2回こなしました。お台場特コースとタイヤ、マシンの相性を確認するとても大切な走行となりました。セッティングや空気圧の変更などを繰り返し、少しづつ煮詰めて行きます。

最後の練習走行では、DOSSの高得点をマークすることが出来ました。このまま予選を迎えますが、9位で予選を通過することが出来ました!!

まだまだ調整が必要な部分はありますが、上野も確かな手応えを感じていたと思います。

 

 

 

4月1日(土曜)第1戦単走・追走決勝&第4戦単走予選

 

今大会はデュアルレース(1週末で2大会分を開催)という事も有り、土曜日は過密スケジュールであったと思います。午前8時から予選を通過した全ての車のチェック走行が開始され、続いて第1戦の単走決勝が行われました。

 

 

 

朝一の練習走行は雨、

 

順調に練習走行を行い、本番に挑みました。本番1本目走行直前、2台前のマシンが、オイルを大量に出してしまい、オイル処理にかなりの時間を要しました。

その間に雨が止み、路面状況が刻々と変化している中、上野の走行となりました。スタートを切った上野は練習の時の感覚もあり、思いの外スピードが伸びていく感覚を感じます。

もちろん、その先の路面状況も目視し、行き過ぎないように侵入をするが、リヤを降り出した直後一瞬タイヤが食われてしまい、ドリフトが戻る状態が発生、ステアリングを逆に切り回避を試みましたが、そのままコンクリートウォールに衝突し、左フロントがもげてしまう程のダメージを負ってしまいました。

左フロントタイヤは数メートル先へ。ドアもひしゃげリヤも接触する大クラッシュでした。我がチームの開幕戦はここでリタイヤとなってしまいました。

 

 

「みなさんごめんなさい!」

 

クラッシュ直後のコース上でマイクを渡された上野の第一声でした。いい走りを見に来て頂いているお客様、ファンの皆様・スポンサー様へのおわびの言葉でした。

 

 

 

 

チームとしてもドライバーとしても非常に悔しい結果となってしまいました。

誰もが第二戦の予選もリタイヤだろうと思われている中、ただあきらめる訳にはいきません。

すぐにメカニックが現状の把握に動きます。何がダメでなにが生きているのか?現状ではどうしても足りない部品が出てきた。

タイムリミットはわずか3時間!すぐに行動。会社に取りに帰ります。往復で2時間はかかる。普通に考えても厳しい状況だが、そんなこと考えるメンバーは誰もいない。誰もが間に合わせることだけを考えてました。

 

 

部品が到着した時、タイムリミットは30分弱。。。。。

そこからアーム、ナックル、ローター、キャリパーと次々に装着されていきます!

オフィシャルが時間を見ながら近寄ってくる。あとはエア抜きだけ!!そうオフィシャルに伝え黙らせる(笑)

同時にトー調整を行う、トップドライバーである時田選手、平岡選手が作業に加わってくれた、

二人のプロフェッショナルが今まで培ってきた経験から想像で調整する!

とにかくスタート地点にたたせたい、全員の気持ちがシンクロした瞬間でした。

 

 

エンジンスタート!ジャッキが下ろされスタート地点へと向かう。

この時点で左右の車高は15cm以上違う状態、さらにダンパーも左右と違う、左のアーム類は純正アームになりナックルも左右で違うという状態でした。ステアリングを切れば当たる、フレームも入ってしまっているマシンでのぶっつけ本番!

 

 

 

 

全車1周のウォームアップがあったことが今の状況では命を繋ぐほど重要でした。

無線でステアリングが戻らない!ウォームアップで一週回れるか確認して欲しい!という会話が飛び交います!

時間が無く、単純に組み付けただけ!まともに走行するかも分からない状態で、午前中クラッシュした場所を走行する!しかも予選を突破する為に!これはかなりの恐怖だったと思います。

 

集中しての1周、この1周でマシンの状況を把握、ドリフト走行時の挙動を把握、どういう風に走らせるかを決定しなければ行けませんでした。フロントに過重がかからないような走法をとることが必要と判断しました。

そして、本番1本目 しっかりとドリフトしている!行ける、そして2本目はさらに点数を上げ、見事3位通過を果たしました!!

 

※車高が15cm違う状態で、リヤ加重で走行しているのがよく分かる写真です。

 

すぐに明日にむけての対策を話し合います。

イベント終了後に会社に持ち帰り考え得ることすべてをやって戻ってこよう!そう決めた上野の言葉に異論を唱える者は居ませんでした。イベント終了後すぐに車両を積み込み、スイーバでの作業を開始します。

 

 

 

 

現状を見て、ナックルを作ってくれた岡島くんが、夜中に持ち込んでくれた。

これは最高のサプライズでした。

しかしアーム類はノーマルの為タイロッドの長さも合わない、朝まで試行錯誤しながら、アライメントを完了させ、ギリギリに会場にカムバックしました。

 

 

4月2日(日曜日)第2戦単走・追走決勝

 

朝の練習走行が開始される。

見ていてもクラッシュ前と遜色の無い走りを見せる。

ドライブする上野自身も大きな違和感を抱えているものの、昨日の予選よりは数段良くなっていると感じたという。 そして挑んだ単走決勝はなんとか16位で通過し、追走へと駒を進めることが出来ました!

 

 

 

 

 

追走の対戦相手は横井選手!

車速の早い横井選手に離れないようにくっついていき、そして飛び込み、合わせようとした瞬間、悪夢が蘇る!

もちろん左右非対称の足回り、フレームも入っている状態です、フロント荷重になるといつもと違う動きをしてしまうので、通常とは違うリヤ荷重走法を試みますが、車速の早い横井選手についていくことで、コーナー減速時にフロントに荷重が移ってしまい、ドリフトが戻り、カウンターが当たっている方向へ持って行かれてしまいました。

なんとかクラッシュは避けることが出来ましたが、大きなアドバンテージが相手に与えられます。

 

 

入れ替えての2本目は上野が先行です。1本目のアドバンテージは自力で取り返すことは難しい。どうせなら、お客様に最高の走りを見てもらおうと思いっきり行きました。 ここで敗退となってしまいました。

 

 

敗退したことは悔しいですが、クラッシュからの復活、そして万全ではない状態で果敢にチャレンジしたことはドライバー、チームが大きく成長出来たのではないかと感じています。

もちろん順位に納得している訳ではありませんので、次戦以降も全力で邁進して参りたいと思いますので引き続きご支援の程宜しくお願い致します。